■こんな人におすすめ
・ダイエットとリバウンドを繰り返している
・ダイエットに成功したが継続することにしんどさを感じている
・痩せていることのリスクを知りたい
まえがき
ダイエットに成功した人が次に思うことは、きっと”この体型を維持したい”だと思います。
しかし、理想の体型が常に健康にも精神にも良い影響を与えるとは限りません。
今回、”必要な時だけ理想体型”、”普段は標準体型”で生活するという”スポット理想体型”という考えを方をご紹介したいと思います。
それではないように移っていきましょう。
ここぞの時だけ理想体型であればよくないですか?
早速結論から入っていきますが“常に無理して痩せておく必要ってありますか?”
「モデルのようなスラッとした体型になりたい」
「ボクサーのような腹筋バキバキになりたい」
こう言った目標を持って、それを常に維持したいという気持ちは理解できますが、“モデルもボクサーも常に痩せているわけではない”と言うことも知って置くことが大切です。
モデルさんは写真集などを出すなら、撮影に合わせてダイエットをしますし、
ボクサーさんは大会に合わせて減量をします。
きっと皆さんも「夏に海に行くから!」とか「パーティでドレスやスーツを着こなしたいから!」と言ったスポット的な目的だったりすることも多いのではないでしょうか。
だったらいっそのこと、ここぞの時だけ“スポットで理想体型”、“普段は標準体型”を維持するときっぱり割り切ってみてはどうでしょうか?
普段を標準体型でいる方がストレスや健康面でもメリットがあったりします。
しかし、スポットで痩せようとすると無理なダイエットとリバウンドの原因になることもあるので対策なんかも後の章で紹介していきます。
普段は標準体型でいることのメリット
ストレスが少ない
自分の中にある体重の基準点というものが人それぞれ存在しています。
これを“セットポイント”と呼びます。
このセットポイントは時間をかけなければ変わっていきません。
短期間のダイエットなどで、リバウンドしてすぐに元の体重に戻ってしまうのはこのセットポイントが自分の本来あるべき体重と体が覚えてしまっているためです。
セットポイントに反した体重であり続けようとすることは精神的にストレスが大きくなってしまいます。
身体は元の体重に戻ろうとするのに、理想体型を維持しようと食事や運動に意識をすり減らすことはまた、自律神経の活動を見出し太りやすい状況を作りかねません。
それならばいっそのこと標準体型まで体重を戻して、ストレスの少ない生活をした方が、また“ここぞのとき”に痩せやすい身体を保てます。
大前提として、スローペースのダイエットである程度セットポイントを引き下げておくことも重要です。
平均寿命も延びる!?
厚生労働省や大学の調べでBMIが18.5未満の人はBMI18.5~25.0未満の普通体重の人や25.0~30.0未満の過体重の人に比べて平均寿命が短いという報告があります。
18.5未満で括られるともっともっと痩せている人も含まれるので18.5に近い人がどれだけの寿命なのか分かりませんが軽視してはいけない結果だと思います。
痩せ型であり続けるということは基本的に栄養が足りていない、または栄養の吸収が悪いなどの状況に陥っている可能性も考えられます。
食べる物を制限すればするほど足りない栄養素が出てくることは間違いありません。
また老後の骨粗しょう症も若いうちの過度なダイエットが原因でリスクが上がります。
痩せ続けるために食を制限するという選択は寿命を縮めているという認識を持っておきましょう。
そして痩せ型で健康でいるには、それだけ食と健康の知識を身に着けなければいけません。
ご飯のお誘いを断らなくて良い
ダイエットしている人ならこのようなタイミングに出くわすことは少なくないと思います。
私もその一人です。
誘いを断らなかったとしても、大切な友達、会社の同僚、恋人などとのご飯で食べる量を抑えたり、お酒を控えたりすると少し浮いてしまったり、どうしてもその場の雰囲気に乗りきれなかったりと少し残念な気持ちになってしまうこともあります。
こんな時も“どうしても痩せておきたいから”という考えではなく、“標準体型の間に収まっていれば”とか“これからの一週間で調整すればいいや”と考えられるようにゆとりある体重設定をしていればみんなと楽しく盛り上がれるのではないでしょうか。
注意!正しいダイエットの知識を身に着けましょう
”スポット理想体型は1日にしてならず”
ここまでここぞの時だけの“スポット理想体型”をおすすめしてきましたが、忘れてはいけないことがあります。
それは、結局のところスポット理想体型を手に入れるまでの手段は古典的で地道なダイエットをしなけらばいけないところです。
スポットで理想体型になるには通常のダイエットと同じで目標体重や見た目、期間を設定して行う必要があります。
またセットポイントを下げるためにも初回のダイエットには長めの期間を取っておく方が良いでしょう。
短くとも1シーズン(3か月)以上、もちろん現状の体重から目標体重までの幅が大きければ大きいほど長い期間をかけて行うようにしましょう。
ダイエット方法の一例としてはこちらの記事を参考にしてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
健康な身体と理想の身体というのは常に一致するものではありません。
長い目で見て、無理なく、後悔のない選択をしていきましょう。
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